ごきげんさまです。感護師つぼ(@cango_shi)です。
看護師の可能性を拓くのに、すでに新しい道を切り拓いている方々の活動を知ることが第一歩だと思っています。
看護師で歌手の方は、何名かいらっしゃいますが、看護師としてのキャリアを師長まで経験して、なおかつ歌手をされている方はなかなかいらっしゃいません。そして、歌手だからこその看護として、病院や施設を年間約100訪問し続けているまさしく「歌う看護師」という活動をしている、入山アキ子さんを今回取り上げます。
日本の伝説番組、水戸黄門に登場したことがある看護師も、入山アキ子さんぐらいだと思っています。
入山 アキ子(いりやま あきこ)
【所属・肩書】歌う看護師
レーベル テイチクレコード
事務所 ワクイ音楽事務所
【出 身】防衛医科大学校高等看護学院
【臨 床】防衛医科大学病院、豊岡第一病院
【資 格】看護師、防衛省技官
【専 門】演歌、
【経 験】2009年、北海道稚内市ふるさと大使就任
2010年、山口県美祢市ふるさと交流大使就任
2014年、和歌山県和歌山市加太夕陽鯛使就任
2014年、山口県山口ふるさと大使就任。
【実 績】高校時代:NHKアナウンスコンテスト朗読部門県代表となり2年連続全国大会
カラオケ大会「全国歌の甲子園」埼玉大会で優勝
テレビ埼玉「カラオケ一番」優勝、チャンピオン大会特別賞。久仁京介杯、岡千秋杯、たきのえいじ杯それぞれ優勝
テレビ埼玉新春カラオケ大賞優勝、越生ゆうパーク年間グランドチャンピオン
ユニークキャリア
入山アキ子さんは、山口県美東町出身で、秋吉台や秋芳洞の近くののどかな山間地帯で育ちました。小学4年生のときに母と弟との三人家族になり、その後も紆余曲折の人生を送りました。彼女は看護師として耳鼻咽喉科や心臓・呼吸器・消化器外科病棟で13年間勤務しました。
当時、入山さんの一番の趣味は歌うことで、眠れない患者のために懐メロを歌い、歌の力や奇跡を目の当たりにしました。胸部外科主任当時、師長研修と歌手デビューの話が同じタイミングで進められ、彼女は自分の人生を一から歩み、歌で看護ができるという癒しや元気を届けられると決心しました。
2004年に、村上幸子さんの記念曲「不如帰」をカバーし、自費出版でCDデビューを果たしました。しかし、自分が思い描いていた歌の道とは程遠い毎日でしたが、恩師・鈴木淳先生とそのご夫妻をはじめ、多くの人々の熱意と応援により、彼女の歌の道は奇跡的に続いていきました。
2008年には、テイチクレコードから再デビューし、和久井保社長との出逢いをきっかけにワクイ音楽事務所に所属することになりました。これらの良き出逢いに恵まれたおかげで、現在も看護ができる歌手として役立つ日まで、どんなことがあっても歩みを止めずに歌い続けるという夢に挑戦しています。
看護師でありながら歌手としても活躍し、年間約100の病院や施設を訪問している彼女の活動は、歌手だからこその特別な看護のかたちを作り上げていってくれると期待しています。