ごきげんさまです。感護師つぼ(@cango_shi)です。
看護師の可能性を拓くのに、すでに新しい道を切り拓いている方々の活動や工夫している方々のことを知ることが第一歩だと思っています。
先日、ChatGPT×看護に関しての情報を発信させて頂いて、情報交換のためのコミュニティも立ち上げさせてhttps://cango.blog/gptnurse/
新しいコミュニティ「ChatGPT×看護」が誕生!看護業界の情報交換と繋がりを求める看護師たちのための場所 (cango.blog)
早速、ChatGPTを活用して、看護師を支援するサービスがリリースされましたので、ご紹介させて頂きます。こちらは、以前、紹介させて頂いた看護師起業家Wim・サクラさんが、創業した会社「plus base」の代表取締役が交代してからの新サービスリリースとなります!
ユニーク看護師 ウィム・サクラ 看護師×心理士 看護師のメンタルを看護する (cango.blog)
下記、プレスリリース文
看護師特化型メンタルヘルスケアサービス「ナースビー」を提供する株式会社Plusbase(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:氏家好野)は、ヘルスケア特化のシステム開発支援を行う株式会社ispec(本社:東京都品川区、代表取締役:島野耕平)と看護師のためのぴえん相談室「ナースビー」の新機能”AIねこぴー”を共同開発し、5月11日より提供開始いたします。
- 背景
【開発時の課題:手動返信部分の限界】
従来の「ナースビー」では、ユーザーのお悩みに対する返答をパターン化しつつ、通常の返答パターンではドライに感じるようなお悩みを受け取った際は手動変換することで、心の揺らぎ方に合わせた返答を可能にしていました。 特に、命に関わる相談などお悩みの中でも特別な対応が必要なものについては、専門知識を持つサービス運営メンバーが個別対応による返信作成を行なっていました。 しかし、ユーザーの悩みは増加傾向にあり、即時に質の高い返信を人力手動で行うことに限界が生じていました。
AIは、ユーザーの身近なデバイスに行動データを蓄積させ、会話をパーソナライズできるため、返信精度向上に役立ちます。また、AIがデータを毎時分析することで、うつ病や不安症状を生じているユーザー特定をサポートし、早期の段階で専門家から指摘することが可能になります。
以上の利点を踏まえ、今回はChatGPTをもちいることで、こころの揺らぎに寄り添った自由度の高い返答の自動化を目指しました。
- 開発概要
【課題解決の方向性:ChatGPTの活用】
ChatGPTをもちいることで、可能にしたことは下記の3つです。
1パターン化されていた”ねこぴー”の返答の自由度を高め、ユーザーのお悩みに合わせた応対の強化へ
2ChatGPTで会話を重ねることで、サービス上に会話データを蓄積させ、より高度な返答や解決策の提案を可能に
3蓄積された会話データから、看護師ごとのメンタル不調の要因や、看護師ならではのメンタルヘルスの傾向を調査し、今後の研究開発に活かせる環境を構築
【関係者コメント】
株式会社Plusbase CEO 氏家 好野(うじけ よしの)
メンタルヘルス問題の解決には、ユーザーとの高精度なコミュニケーションが重要です。ispec様には、「ナースビー」の立ち上げ時からご支援いただいていますが、高い技術力はもちろんのこと「誰もがメンタルの問題で悩まない世の中に」をビジョンに掲げていることから、メンタルヘルスケアのサービスを提供する私たちにとって、非常に心強いパートナーとなっています。
今回のChatGPTに基づいたAIチャットプログラムの開発においても、お客様目線で丁寧に進めていただきました。今後もispec様と連携し、より一層サービスの質を高め、メンタルヘルス問題の解決に尽力していきたいと考えています。
株式会社ispec 代表取締役社長 島野 耕平(しまの こうへい)
今回、Plusbase様と共同で、ChatGPTを用いた”AIねこぴー”を開発させていただいたことを大変嬉しく思います。
メンタルヘルスケア領域において、テクノロジーはまだ活かしきれていません。人間と話すのが苦手な人でも、AIと会話することで救われる人もいるという仮説があります。
今まで「ナースビー」は、固定のパターンによる返答がメインとなっており、一般的なChatbotと同様な機能となっていましたが、プロンプト一つで特定の人格や性格を持った “キャラクター” を作ることが可能となりました。
また、ChatGPTは安価で活用することができるため、カウンセラーという職業のサポートとして労働環境の改善などにも役立つ可能性があり、結果として世の中のメンタルの課題を解決することに一歩近づいたと考えています。ChatGPTを搭載した、新しい「ナースビー」にご期待ください。
- 開発サービス概要:看護師のための、ぴえん相談室「ナースビー」
「ナースビー」は看護師自身で自分のこころの状態を把握し、こころの見える化をサポートするアプリです。
LINEで気軽に「ぴえん」を表出
自分自身がストレスを感じたり、落ち込んだ日を記録することで、経時的なこころの状態の変化を見える化することができます。
ぴえんカレンダー
ぴえんボタンを押した日と「できごと」を思い浮かべることで、感情のパターンに気づき、「ぴえん」の予測や対処ができるようになります。
認知行動モデル等を用いたセルフワーク
セルフワークで、「ぴえん」な気持ちを整理することができます。
公式サイト:https://lin.ee/UNVG2fr
- 会社概要
■株式会社Plusbase
「働く人のこころを守る」をビジョンに掲げ、メンタルヘルスケアをさまざまな形で提供するヘルステックベンチャーです。私たちは、急性期病棟の看護師の54%が抑うつ症状を抱えながら働いている現状に着目し、看護師に特化したメンタルヘルスケアサービス「ナースビー」を開発・展開。「ナースビー」は「Nurse well-being」の略であり、看護師の皆さまが「健康で、安心して、幸せに生きることをサポートしたい」という願いを込めています。
所在地:東京都渋谷区円山町5番5号Navi渋谷V3階TOP
代表者:代表取締役 氏家好野
設立:2022年1月
URL:https://plusbase.studio.site/
■株式会社ispec
「誰もがメンタルの問題で悩まない世の中に」をビジョンに、メンタルヘルスケア・ヘルスケア領域を中心とした開発支援事業を運営。プロダクト開発に必要なチームを、一気通貫で提供する法人向けサービス「ispec studio」を通じ、テクノロジーの力でメンタルケアの文化を作ります。
本 社:東京都品川区西五反田8-2-12 アール五反田 7A
資本金:17,967,818円(資本準備金含む)
代表者:代表取締役社長 島野 耕平
URL:https://ispec.world/