祝!優秀賞 大阪公立大学ヘルステックスタートアップス2023 田中 亜利砂

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看護師の可能性を拓くのに、すでに新しい道を切り拓いている方々の活動を知ることが第一歩だと思っています。

去る1月20日、大阪公立大学で開催されたヘルステックスタートアップス2023デモデイで、一際注目を集めたプロジェクトがありました。その中心人物は、田中亜利砂さんです。田中さんは、このイベントで最優秀賞を受賞し、その革新的なアプローチと献身的な取り組みで多くの人々を魅了しました。

2024/8/5 YouTubeインタビューしました。加筆しました。

田中 亜利砂(たなか ありさ)

【所 属】埼玉医科大学医学研究科博士課程

【出 身】順天堂大学修士課程、共立女子短期大学
【専 門】がん看護、ピクトグラム
【資 格】看護師、
【実 績】大阪公立大学ヘルステックスタートアップス2023デモデイ優秀賞、基盤研究(C)
OIC Cleantech Challenge最優秀賞
https://www.saitama-med.ac.jp/news/nid00000310.html

キャリア

田中さんのキャリアは、共立女子短期大学看護学科の卒業後、看護師としてがん拠点病院でのがん患者支援に携わることから始まりました。外来看護師としての経験を通じ、「外来看護師のがん患者支援体制は十分なのか?」という疑問を持ち、これを解決すべく、2019年には順天堂大学大学院医療看護学研究科博士前期課程に進学、現在は、埼玉医科大学医学研究科博士課程に進学しています。研究の幅は広がり、そして研究の成果を元に世の中を変革する実業を目指されています。

受賞したプロジェクトの概要

田中さんが受賞したプロジェクトのタイトルは、「ピクトグラムで世界一の健幸国へ!〜簡便なADL評価アプリで介護DX〜」です。このプロジェクトは、我が国が直面している高齢化問題に対する革新的な解決策を提案しています。特に、要介護前段階の「フレイル」を早期に発見し、その重症化を予防することが急務とされています。

田中さんとチームは、ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)評価を簡素化するアプリを開発しました。このアプリは、ピクトグラムを用いて、高齢者自身や家族が簡単に日常生活の機能を評価できるように設計されています。これにより、フレイルの早期発見と介護の必要性が高まる前に適切な対策を講じることが可能になります。

田中さんのプロジェクトは、ただ高齢者の健康を維持するだけでなく、日本を世界一の健幸国にするという壮大なビジョンを持っています。このアプリにより、高齢者がより長く、健康で自立した生活を送ることができるようになります。また、介護が必要になる前に適切な介入ができるため、介護にかかる負担やコストを大幅に削減することが期待されています。

まとめ

田中亜利砂さんの取り組みは、医療とテクノロジーの融合によって、社会的な課題に対する実用的な解決策を提供しています。そして、ピクトグラムの活用は、ナイチンゲールが円グラフを開発し、より多くの人々に理解を促した姿を思い浮かべます。
彼女の献身的な努力と革新的なアプローチは、多くの人々にインスピレーションを与え、将来のヘルスケアのあり方を形作る上で重要な一歩となるでしょう。田中さんの今後の活躍に期待が寄せられています。

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