ごきげんさまです。感護師つぼ(@cango_shi)です。
看護師の可能性を拓くのに、すでに新しい道を切り拓いている方々の活動を知ることが第一歩だと思っています。
介護保険制度前から訪問看護を実践など訪問看護を筆頭に、マギーズモデルを日本に導入など、看護師の新たな働き方をどんどん創り上げていっていた秋山正子さんを取り上げます!
秋山 正子(あきやま まさこ)
【所属・肩書】認定NPO法人マギーズ東京 共同代表理事
(株)ケアーズ代表取締役・白十字訪問看護ステーション統括所長
特定非営利活動法人白十字在宅ボランティアの会理事長・暮らしの保健室室長
第22期東京都社会福祉審議会委員
【出 身】聖路加国際大学(当時:聖路加看護大学)
【教 育】順天堂大学医療看護学部
東京女子医科大学
大阪大学医療技術短期大学
日本バプテスト看護専門学校
武庫川女子大学
大阪信愛学院大学
【臨 床】認定NPO法人マギーズ東京
(株)ケアーズ
白十字訪問看護ステーション
特定非営利活動法人白十字在宅ボランティアの会
医療法人春峰会白十字訪問看護ステーション
淀川キリスト教病院
【資 格】看護師、保健師
【実 績】第47回フローレンスナイチンゲール記章受章
プロフェッショナル 仕事の流儀
社会貢献支援財団「平成21年度 社会貢献者」
ユニークキャリア
勤めていた医療法人の解散に伴って、訪問看護事業を引き継ぐために、自らが会社を興し引き継ぎ実践してきたというエピソードもユニークな伝説の始まりです。訪問看護師として地域を守る活動をしていく一方、「暮らしの保健室」という誰もが無料で健康や暮らしの相談ができる保健室事業を開始していきます。似たように、ガンサバイバーや家族が病気の相談できたり、くつろいだりすることが出来る施設として、イギリスのマギーズ・キャンサー・ケアリングセンターのモデルを日本に持ってきてマギーズ東京を開設して運営しています。
看護師として救いたい人を明確にして、その人たちのために新しい働き方をどんどん創り上げていっている秋山正子さんからは、看護の可能性を改めていろいろと感じさせていただけます。
フローレンス・ナイチンゲール記章
フローレンス・ナイチンゲール記章は、その名の通り、看護の始祖とされるフローレンス・ナイチンゲール氏を記念して創設されました。1907年および1912年の赤十字国際会議にて、顕著な功績を挙げた看護師を顕彰するために授与することが決定され、1920年、ナイチンゲール氏の生誕100周年を記念して初めて授与されました。
この記章は、鍍銀製のアーモンド型メダルで、表面にはフローレンス・ナイチンゲール氏の像とその生涯を示す「1820~1910年フローレンス・ナイチンゲール氏記念」の文字があり、裏面には受章者の名前と「博愛の功徳を顕揚し、これを永遠に世界に伝える」というラテン語の言葉が刻まれています。
この記章は、平和時もしくは戦時において顕著な働きを見せた保健師、助産師、看護師、または篤志看護補助者を対象としています。その資格は以下のいずれかを満たしていることが求められます。
- 傷病者や障がい者、または紛争や災害による犠牲者に対して、果敢に献身的な看護活動に従事した者。または公衆衛生や看護教育の分野で、模範となるような活動に従事した者。
- 国内災害救護、国際活動等の事業において、果敢かつ献身的に活動し、推薦に値すると判断される者。
- 献血思想の普及啓発、老人看護及び障がい者への理解促進を含む保健衛生活動、看護教育活動、救急法等講習普及事業等においても、献身的に永年その業務に携わり、その実績から高い評価を得られると判断される者。
フローレンス・ナイチンゲール記章は、看護師の中でも特に優れた業績を上げ、人々の生活と健康を向上させるために献身的に活動する人々への最高の賛辞とされています。その受賞者たちは、看護師としての専門性と人間性、そして社会への奉仕を通じて、人々の健康と生活の質を向上させるために特筆すべき業績を上げてきました。
その受賞者たちは、その名が示す通り、フローレンス・ナイチンゲールの精神を継承し、その理念を現代社会において体現しています。彼女たちは、困難な状況下でも個々の患者に対して最高のケアを提供し、感染症の予防と管理、病気の早期発見と予防、健康教育、そして看護職の尊厳と価値を高めるために、自身のスキルと知識を用いています。
フローレンス・ナイチンゲール記章の受章者たちは、看護の価値を世界に広め、看護師が果たす役割を認識させることによって、全世界の健康の向上に貢献しています。その業績は、看護師としての専門性、献身性、そして人間性の最高の象徴とも言えます。
フローレンス・ナイチンゲール記章の受章は、一人ひとりの看護師が可能性として持つ力を示し、看護師が社会全体の健康と福祉にどのように寄与できるかを示す強力なメッセージを送っています。これは看護師自身、またそれを目指す人々にとって、看護の専門性と責任を認識し、それを追求するための大きな刺激となります。