ごきげんさまです。感護師つぼ(@cango_shi)です。
看護師の可能性を拓くのに、すでに新しい道を切り拓いている方々の活動を知ることが第一歩だと思っています。
2022年9月5日に、第74回保健文化賞・厚生労働大臣賞を五十嵐千代さんが受賞されました!
この章は、保険衛生の向上に著しく貢献した方々に与えられる賞です。
9月1日にご挨拶した際には、その受賞を知らなかったので、改めて今度お会いする際に、おめでとうをお伝えしたいと思っています!
受賞のきっかけは、自殺対策やストレスチェック制度構築などに活動してきたからです。まさに、今、9月10日から16日まで、自殺防止ウィークな季節なので、取り上げるのに重要な方だと考えています!
五十嵐 千代(いがらし ちよ)
【所属・肩書】東京工科大学医療保健学部看護学科 学科長
公益社団法人日本産業衛生学会 理事 産業看護部会 会長
一般社団法人日本産業保健サポートセンター 理事
日本公衆衛生看護学会理事
内閣府自殺対策推進会議委員
東京大学非常勤講師
【出 身】千葉大学、順天堂大学
【教 育】東京大学、東京工科大学、国際医療福祉大学、山梨大学
【臨 床】富士電機リテイルシステムズ(株)、富士電機
【資 格】看護師
【実 績】第74回保健文化賞(2022)厚生労働大臣賞(2022)
東京労働局 東京労働局長労働衛生推進賞(2015)
産業衛生学会奨励賞(2009)
土屋健三郎産業医学推進賞(2008)
ユニークキャリア
1986年から2008年まで富士電機㈱及び関連会社で20年以上産業保健師として最前線で臨床をされていた方です。産業保健職のはしりといっても過言ではないキャリアです。
現在は、東京工科大学看護学科学科長という仕事がメインですが、それ以外の仕事も多々されています。看護大学の教授職によくある学会の活動だけにならず、学会以外での産業保健師の教育にも寄与されている方で、最近では、「日本産業保健サポートセンター企画 オンライン千代塾」など、どこにいても参加学び続けられる活動をされています。そのような仕事は、いくつもある仕事のうちの一つでしかないです。
特に日本への貢献としては、自殺対策やストレスチェック制度構築などのメンタルヘルス対策を実施してきました。その貢献度から厚生労働省の参与として新型コロナウイルス感染症対策にも活動していらっしゃる方です。
臨床の後に、執筆に、行政に、教育にと幅広い活動をされている姿は、まるで産業保健の世界のナイチンゲールです。
看護師とXを両立するには?
看護師しながら、他に何かをやることなんて出来ない!
よく耳にする言葉ですが、ユニーク看護師キャリア図鑑で紹介している人々がすごいで終わらせることはもったいないです。彼ら彼女らが活動できた背景として、柔軟な対応が出来る職場であるということがあります。
現在の職場内で新しく柔軟性をもってもらう選択肢もありますが、柔軟な職場の方に飛び込むという選択肢を活用するのも大切です。
看護師の口コミも大切ですが、キャリアエージェントに柔軟な職場環境を就職する前に交渉してもらうことも重要です。