ごきげんさまです。感護師つぼ(@cango_shi)です。
看護師の可能性を拓くのに、すでに新しい道を切り拓いている方々の活動を知ることが第一歩だと思っています。
2015年度から開催されている経済産業省のジャパンヘルスケアビジネスコンテストですが、2023年今年はとうとう看護師の方が受賞されました!一応、毎年確認しているのですが、今まで看護師の応募はありましたが、受賞者は初です!感動しました!
※池辺さんとはツイッターで、やり取りをしたことがありますが、今回の記事は無許可で勝手に書かせて頂いています。
池辺さん申し訳ありません。
2023/2/16 加筆。SNS経由でブログの事後承諾いただきました(><)
池辺 諒(いけべ りょう)
【所属・肩書】株式会社Medi-LX 代表取締役 池辺 諒
泉佐野泉南医師会看護専門学校 非常勤講師
日本クリティカルケア看護学会 評議員
星槎大学 客員研究員
河崎会看護専門学校 看護学科 非常勤講師
【出 身】星槎大学大学院 教育実践研究科
【経 験】(株)T-ICU
【臨 床】大阪母子医療センター、大阪府立母子保健総合医療センター
【教 育】河崎会看護専門学校、泉佐野泉南医師会看護専門学校、関西看護医療大学
【資 格】救急看護認定看護師、教育学修士
【実 績】経産省主催ジャパンヘルスケアビジネスコンテスト優秀賞 サポート団体賞
ユニークキャリア
2001年以降、看護大学大学院が増えて、看護学修士・看護学博士の学校が増えました。そのため、1990年代までは、看護大学の教員として修士博士をとろうとした際に、看護学以外の分野、特に教育学の修士課程に進学される方が多かったんですが、最近ではあまりみかけません。
池辺さんは、最近では珍しくなった看護師で教育学修士を取得されている方です。それだけではなく、救急看護認定看護師と看護師としてのキャリアも申し分ありません。
それだけでも珍しいのですが、看護基礎教育・臨床現場における「看護基礎教育の格差」「看護実践能力の格差」などの課題を解決するために選ばれた手段が大変ユニークです。看護界の教育を改革する手段として、スタートアップの世界に飛び込まれました。
臨床現場は電子カルテになっているのに、看護学校では未だに紙カルテを活用、いや、それどころか手書きが大切とされている文化があります。そこにメスを入れてくれて代替実習・演習に最適な教育用のオンライン電子カルテ「Medi-EYE」を作成されました。
ただの実習用電子カルテではなく、学習ツールとして最適に進化しているのが、この作品の特徴です。池辺さんの看護師キャリアと教育者としてのキャリアとネットワークの集大成で、いくつもの模擬患者情報を導入し、実臨床と同等の看護過程を体験できるよう工夫を凝らされています。実習が困難になったCOVID-19時代の救世主となる学習ツールなんです!
医療界のEdTechを、教育用電子カルテ「Medi-EYE」で牽引していっていただける人です!
公式サイト
看護師とXを両立するには?
看護師しながら、他に何かをやることなんて出来ない!
よく耳にする言葉ですが、ユニーク看護師キャリア図鑑で紹介している人々がすごいで終わらせることはもったいないです。彼ら彼女らが活動できた背景として、柔軟な対応が出来る職場であるということがあります。
現在の職場内で新しく柔軟性をもってもらう選択肢もありますが、柔軟な職場の方に飛び込むという選択肢を活用するのも大切です。
看護師の口コミも大切ですが、キャリアエージェントに柔軟な職場環境を就職する前に交渉してもらうことも重要です。