ごきげんさまです。感護師つぼです。
看護師の可能性を拓くのに、すでに新しい道を切り拓いている方々の活動を知ることが第一歩だと思っています。
五十音順で【ロ】になりました。レと言ったら、どの看護師も看護学生時代に名前をきいたことがある【ロイの適応看護論】さんこと【シスター・ カリスタ・ロイ】さんを今回はとりあげます。
彼女の研究は、誤解を恐れずに言うと「適応力を促進させることで、人はよくなる!」です。
25歳の時に理論を構築して、そのまま世界の看護を変えていった方です。
私は看護学生時代の同級生が、ゼミの関係で夏休みにボストンのロイ先生のところに行かれて、ロイ先生のすごさを間接的に知ってから間接的に影響を受けました。
ちなみに彼女は、アメリカ看護アカデミーによって生きた伝説に指定されました。伝説の生き方からキャリアを考えてみましょう♪
シスター・ カリスタ・ロイ
【肩書】聖ヨゼフ会 修道女
ロイ適応協会 創設者
【出 身】マウントセントメアリーズ大学 看護学学士
カルフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)看護学修士・社会学修士・社会学博士・哲学博士
【教 育】カリフォルニア大学サンフランシスコ校
ボストン大学コーネル看護学校
【専 門】看護学・社会学・哲学
【栄 誉】ボストン大学特別教育賞
Living Legend, アメリカ看護アカデミー
シグマシータタウ協会 看護研究者殿堂
シグマシータタウ協会 メンター賞
ユニークキャリア
看護学だけではなく、3つも名誉博士号を持っている看護研究を深めるのにあたって必要な社外学や哲学を修めていった方です。基本となっているロイの看護理論に関しては、学生時代の卒業論文がそのまま理論体系となって確立されていきました。研究に着手した時は、まだ25歳というので、看護研究の若き天才でした。そして、マサチューセッツ州が看護を重視した政策などをしているのですが、ロイがボストン大学を中心とした看護のネットワークを構築したことからマサチューセッツ州では看護の重要性を理解した政策が行われるようになっています。看護師だけではなく、世界有数の都市を変革した方でもあります。
看護を好きということで、いろいろな分野に出られる方々がいます。研究という世界だけではなく、ネットワークを構築して新たな世界観を作っていったのはキャリアを考える上で改めて考えていきたい大先輩です。
看護師とXを両立するには?
看護師しながら、他に何かをやることなんて出来ない!
よく耳にする言葉ですが、ユニーク看護師キャリア図鑑で紹介している人々がすごいで終わらせることはもったいないです。彼ら彼女らが活動できた背景として、柔軟な対応が出来る職場であるということがあります。
現在の職場内で新しく柔軟性をもってもらう選択肢もありますが、柔軟な職場の方に飛び込むという選択肢を活用するのも大切です。
看護師の口コミも大切ですが、キャリアエージェントに柔軟な職場環境を就職する前に交渉してもらうことも重要です。
そして、転職する際には、転職お祝い金があるところを活用すると、転職してから給与が支払われるまでの期間のお金の収入と支出のバランスをとることができます。