看護師の採用:履歴書や職務経歴書の読み方1:一貫性と出入口

ご機嫌様です。感護師つぼ(@cango_shi)です。

春ですね。訪問看護ステーションを開業したり、または管理者に就任したり、異動になったり、初めて看護師や事務スタッフの採用に従事するという方が多いです。
訪問看護の場合は、採用できれば売上に直結しますし、地域の患者さんを救っていけますが、就職してからトラブルが起きたりすると、非生産的な時間を過ごすことになります。面接する時間もコストになるので、面接に行く前の応募書類を見極めて、面接の効率を上げることが大切です。
でも、他の人の履歴書や職務経歴書ってあまり読まないですよねどこをみるのがいいのか?をお伝えします。
というのも、私は、採用面接に関して多様な立場で接してきました。

  1. 応募者として
  2. 経営者として
  3. 教員として
  4. 転職エージェント活用者として
  5. 人材紹介会社アドバイザーとして

①応募者として

看護大学を卒業した人間として、履歴書や職務経歴書を真剣に取り組んだ経験がある方は少ないですが、学生時代、就職活動にハマっていました。というのも、大学入試などは試験料を支払わないと受験することが出来ないのに、入社試験は無料でうけられて、尚且つ就職活動は情報交換としていろいろな学生と交流する機会が得られたので、医療系大学と全く違った視点を持っている体育系大学や芸術系大学・文系大学の人々と知り合う珍しい機会として交流していました。特に、午前中に試験を受けると、ランチを誘うとランチ兼情報交換として友達が増えていました。そこで、いろいろと履歴書や職務経歴書を応募者視点ですがコメントバックしてもらっていました。また、大学院を卒業する時には、就職課に相談してコメントバックしてもらっていました。
転職エージェントを活用してくる人は、この応募書類にお化粧(添削)してくる方がいるので、どのようなお化粧をされるのか?知るためにも転職エージェントを応募者側として登録してみることをおススメします。いい出会いがありましたら、活かしちゃってください 笑

お化粧具合をみるには、一番はマンツーマン対応してくれるところがいいかと思います。

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②経営者として

医療機関や訪問看護ステーションの経営者として、何名もの医師・看護師の履歴書や職務経歴書をみてきました。また、未だに起業家として、そしてエンジェル投資家として投資先に応募してくる方々の履歴書や職務経歴書をみています。

③教員として

専門学校の教師として、就職指導という授業の手伝いと、担任をしていた生徒の履歴書や応募書類をみていました。それこそ、生徒と一緒にお化粧(添削)をしていました。履歴書だけではなく、履歴書を元にした面接練習も実施して、履歴書と面接の内容を繋げることを実施していました。実際にお化粧(添削)や練習を実施していたからこそ分かることがあります。

④転職エージェント活用者として

実は、訪問看護ステーションを経営していた時に、応募者はどのようなプロセスでやってくるのか確認したくて実際に応募して相談させて頂いたことがあります。改めて自分の経営している訪問看護ステーションの福利厚生や給与・人事制度に自信を持つことが多くて転職にいたりませんでしたが、転職エージェントの方は、機会があれば活用してくださいという形で気持ちよくお付き合いさせていただきました。
また、前職のファームに勤めていた時に、ヘッドハンティングの連絡を何度かいただいた経験があります。その際にヘッドハンターの方々とやり取りさせていただいた際にも書類に関していろいろとコメントバックして頂けました。

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⑤人材紹介会社アドバイザーとして

上場している大手人材紹介会社でアドバイザーの仕事をしていたことがあります。社会起業家として活動しはじめたばかりの頃、部下の給与を稼ぐために働いていました。そのお陰で、いろいろと経験を積ませていただきました。

履歴書・職務経歴書のチェックポイント

  1. 入口と出口を確認する
  2. 経験
  3. 一貫性

1)入口と出口を確認する

入学や入職といった「入口」と、退職や転職といった「出口」を見極めることが大切です。
転職の回数に注意!とか、在籍期間が短いと注意!とかいろいろと言われていますが、入口と出口を抑えておけば問題ありません。入口と出口を把握できれば、自然と在籍期間や転職回数の原因が見えてきます。
【入口の理由】就職する時の選定基準などで価値観が分かりますし、その方の人生において働くという価値観がどのようなものなのか?誰のために働きたいのか?などがわかります。
【出口の理由】辞めようとしたきっかけ・辞める決心をどのようにして決めたのか?などのエピソードを伺うと、その人がトラブルメーカーなのか?それとも、職場がブラックだったのか?などなどいろいろとわかります。
【出入口の一貫性】上記2つに一貫性があるのか?一貫性がないのか?一貫性があるからといって、安心してはいけなくて、ただその人が頑固で夢追い人な可能性もあるので、一貫性を意識しながら、どのような人なのか?ということを見極めることが大切です。

まとめ

繰り返しになりますが、就職エージェントを活用したことがないと、どのようなプロセスで応募にこられるのかが分からないので、知見を広げるために、転職エージェントとお会いしてみるのはおススメです。採用者としてではなく、応募者としての視点があると、採用効率があがります。また、本当にいい出会いがあれば。。。いや、出会いを活かすも殺すもあなた次第です。

キャリアは任せるものじゃなく、切り開くもの

看護師紹介会社のキャリアコンサルタントに相談すると、どうしても決まった看護師キャリアの紹介になってしまいます。新しい道を切り開くには、自分自身の分析なども大切になってきます。紹介会社とは独立したところでキャリアコンサルティングを受けることは看護師にとっても大切な時代に突入しました。

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