文部科学省の令和5年の看護系予算

ごきげんさまです。感護師つぼ(@cango_shi)です。 

看護師の可能性を拓くのに、看護師に関係する世の中の動きをチェックすることも大事なことだと考えています。

新しい動きをチェックするのに、予算案をチェックするのがいいので、今回取り上げます。

新規⇒増額⇒その他の順番に紹介していきます。

改めてみてみると、医療的ケア児に関して、より対応していこうとしている文部科学省がみてとれます。

新規予算

<高等教育局>
次世代のがんプロフェッショナル養成プラン
令和5年度要求・要望額:968 百万円の内数(新規)

【概要】
がん医療の新たなニーズや急速ながん医療の高度化に対応できる医療人を養成するため、大学院レベルにおける教育プログラムを開発・実践する拠点形成を支援。
看護系人材の養成においても、がん医療の現場で顕在化している課題に対応する人材やがん予防の推進を行う人材養成において、多職種で連携して各領域の課題に対応できる専門医療人材を養成するための教育を推進する。

増額予算

<初等中等教育局特別支援教育課>
学校における医療的ケア看護職員配置
令和5年度要求・要望額: 4,077 百万円( 2,611 百万円)

【概要】
「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」(R3.6 成立、R3.9 施行 )の趣旨を踏まえ、学校における医療的ケアの環境整備の充実を図るため、校外学習や登下校時の送迎車両に同乗することも含め、自治体等による医療的ケア看護職員の配置を支援する。( 3,000 人分→ 3,740 人分)



<初等中等教育局特別支援教育課>
学校における医療的ケア実施体制充実事業
令和5年度要求・要望額: 44 百万円( 36 百万円)

【概要】
学校に在籍する医療的ケア児の数が増加傾向にあることを踏まえ、地域の小・中学校における医療的ケア児の受入れ体制の在り方に関する調査研究を実施する。
あわせて、安心・安全な医療的ケアの実施に向けた取組を推進するための実態把握に関する調査研究を実施する。

その他

<高等教育局>
ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業
令和5年度要求・要望額:770 百万円の内数(770 百万円の内数)

【概要】
コロナ禍で、特に地域で必要とされた総合診療や救急医療、感染症対応等について、遠隔システムを用いた医療や地域医療機関での実践等を通じて履修できるプログラムを開発することにより、ポストコロナ時代に必要とされる医療人材を養成する。
看護系人材の養成については、看護系学部の学生も対象とした教育プログラムの設置が予定されており、多職種で連携して各領域の課題に対応できる専門医療人材を養成するための教育が推進される。

<高等教育局>
保健医療分野における AI 研究開発加速に向けた人材養成産学協働プロジェクト
令和5年度要求・要望額:134 百万円の内数( 200 百万円の内数)

【概要】
将来にわたって国民に質の高い保健医療サービスを提供していくため、医療機関や民間企業・団体等の協力を得ながら、保健医療分野における人工知能( AI)技術開発を推進する医療人材を養成する。
看護系人材の養成については、看護師を含む医療従事者を対象とした教育プログラムが設置されており、多職種で連携して各領域の課題に対応できる専門医療人材を養成するための教育が推進されている。

<高等教育局>
学士課程における看護学教育の質保証に関する調査研究 ―保健師の質向上のための調査研究―
令和5年度要求・要望額:7 百万円( 7 百万円)

【概要】
新興感染症時代に、保健所・病院等の最前線で求められているニーズに対応すべく、保健所・各大学におけるこれまでの状況等を分析し、未来型保健人材像を研究するとともに、求められる能力がどのような能力であり、どのような教育をすべきか分析することにより、感染症に強い看護人材の養成を促す。

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