ごきげんさまです。感護師つぼです。
看護師の可能性を拓くのに、すでに新しい道を切り拓いている方々の活動を知ることが第一歩だと思っています。
市立大学の医学部で一番難しいと言われる慶應義塾大学ですが、そこを出身とする医師の方々よりも頭が良いと言われる看護師。
木村チヅ子元慶應病院看護部長を紹介します。木村チヅ子さんがゲストスピーカーとして看護大学生時代に授業にきてくださったことがありました。その時に質問をするのに手をあげると、By Nameで名前を呼ばれてびっくりしました。
看護イベントで一度木村チヅ子さんに質問をしたことが約1年前にあったのですが、そのことを覚えてくださっていたのです。
この話をびっくりして慶應大学病院の医師の方々などにお話しをすると、人のことを一度で覚える頭のいい看護部長なんだと教えて頂いたことがあります。
実際に、木村チヅ子さんが看護学生だった時代は、女性が医師になることは、職業選択的に社会から望まれていない雰囲気があったために、医学部進学がなかったとのことです。実際に、2010年代の看護部長までは、高校時代の成績だけをみると医師よりも成績がいい人々が多かったという調査もあるのでビックリです。
木村 チヅ子(きむら ちづこ)
【所属・肩書】 ご隠退
【資 格】看護師
【臨 床】慶應義塾大学病院
【教 育】慶應義塾大学
【専 門】看護管理
ユニークキャリア
ユニークというよりも、看護キャリアの王道中の王道を進まれてきた方です。
が、ユニークなところは、新卒で就職した大学病院の看護部長になられたというと、ずっと勤務を続けていたように感じられることですが、木村チヅ子さんは違います。
なんと、一度退職していて、その間に企業の医務室や海外での医療センター立ち上げ挑戦、地域で産休看護師の補充要因を実践してくるなど都市部・地方・グローバルに企業と当時パッと考えられる看護師の活躍する現場を全て回ってから慶應義塾大学病院に再就職しています。
再就職すると様々な新規立ち上げを実践して、自ら課題に感じていた看護師の離職問題に対処します。退職した看護師500名にアンケートを依頼して情報を集め、リーダーシップの重要性を示し、教育担当看護師長として教育プログラムを完成させます。これは、慶應モデルとして日本だけじゃなくJAICAを通して海外にも広まっています。