訪問看護

訪問看護の婚活(事業承継)1:創業者の退職

ごきげんさまです。感護師つぼ(@cango_shi)です。

喜業家つぼと名乗って書いていた個人BLOGを閉鎖することにしたので、看護に関して書いていたものをこちらでリライトしていきます。

「看護師って自由にキャリアを描ける!Discover Active Nurse!!」というコンセプトに近い内容だと思ったので引っ越しです。

特に「訪問看護の婚活」は、アクセスが多かったのと、未だに相談を受けたり、講演依頼頂いたりが多いので、こちらで紹介していきます。

というのも、2001年に介護保険制度と共に増えていった訪問看護ステーションですが、業界として20年経過してきて、創業者・経営者の高齢による事業承継や訪問看護ステーションの大規模化から合併などが増えてきています。増えてきている一方で、中小企業のM&Aだと経済産業省中小企業庁が「中小M&Aガイドライン」を作成していたり、厚生労働省が社会福祉法人向けにはガイドラインを作っていたりしますが、訪問看護に関しては情報が公開されていません。

事業承継しませんか?という営業の電話を訪問看護ステーションの管理者や経営者ならば誰もが受けたことがあるものですが、仲介会社を活用した方が便利なところもありますが、中小訪問看護ステーションでは、使わない方がいいことも多々あります。

そこを紹介していきます。

創業者にとっての退職

こんな悩みを持っていますが、創業者にとっての退職というのは、贅沢なものだと言われています。創業経営者は、突然亡くなっても、法人は生き続けます。そのために、創業者にとって組織は、大きくわけて下記3つの道しかありません。

  1. 倒産(撤退含む)
  2. 廃業
  3. 後継

3つしかないのですが、経済産業省中小企業庁のデータによると起業1年での法人の廃業率は20.4%、100人に20人は1番の「倒産」を経験します。そして、起業3年で法人の廃業率は、37.2%で、同じく37人は1番の「倒産」を経験します。もう少しみると起業5年の法人の廃業率は47.3%で、同じく47人は「倒産」を迎えます。5年生存率が52.7%というルーレットで赤か黒、どちらに賭ける?というような怖い世界です。

そこからもう少し長くみて、起業10年になると廃業率は74%で、生存率26%になります。100人起業すると、10年間続けられる人が26人しかいません。(参考サイト:http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h18/H18_hakusyo/h18/html/i1220000.html)そのような状況の中に、日本経済の深刻な問題として各省庁・各地方自治体などが一生懸命支援している後継者不足の問題です。問題解決が困難すぎるために、解決ではなく、そのために、次の選択肢が普及してきました。

その選択肢というのが、周囲に迷惑をかけずに終わらせて退職が出来る2番の「廃業」という選択肢です。この「廃業」という選択肢も、全てが終了するので「退職」が出来ます。そして、一番の嬉しい状況が、創業したものが自分以外の誰かに引き継がれていく3番の「後継」になります。「後継」による「退職」が一番の幸せです。

と、自分に言い聞かせていますが、自分で選んでおきながら「退職」という選択肢は、語り出したら止まらないぐらいに気持ちと、眼から水が溢れ出します。ドライアイ予防⁉

ここまで、書いていて分かりました。嬉しいのに、哀しくて、切ない。そして寂しい。

あ。。。

きっとこれは、愛娘を嫁に出す親の気持ちです。

私は、訪問看護ステーションを嫁に出したんです。

この言葉にしっくりきました。愛娘である訪問看護ステーションが、上記の1番のように亡くならなくてよかった。2番のように看取る状況にならなくてよかった。3番の結婚になってくれてよかった。

  1. 倒産→突然死
  2. 廃業→看取り
  3. 後継→結婚

少し、ほんの少しですが、表現がみつかったことで、心が落ち着いて、何となく心が楽になってきました。

この想い出をたくさん思い出してしまうのは、嫁に出した愛娘の誕生日を愛娘抜きでお祝いすることになったり、愛娘との想い出溢れた場所やモノに感傷していたりしていることと、きっと同じなんです。結婚式で、ついつい泣いてしまう新婦のご両親とのやりとり、それが私と訪問看護ステーションとの関係にありました。

って言いきっていますが、突然脳内スタッフが語り掛けてきました。

「気持ち悪い」

って、確かにこのような、片思いのような表現に関して、当時の仲間から「気持ち悪い」って突っ込まれていました。訪問看護ステーションのことを、メンバーやスタッフじゃなくて「ファミリー」って呼ぶことにしよう!と提案した時にも言われました。その時の声色・表情・雰囲気がよみがえってきます。

言われそう。。。。ということで、スタッフからは、違うようにみえるところもあると思いますが、そこはそこで、ご愛敬で勘弁して下さい。

ということで、これから私の訪問看護ステーションを嫁がせたお話をスタートしていきます。

その前に、突然の結婚式の話だけでは、学びや知見・後世に繋げられないものなので、折角なので訪問看護ステーションを産んで(設立)、育てて(経営)そして、嫁ぐという形で全てを表現していきます。

また、貴重な経験をさせて頂いたお陰で、訪問看護ステーションだけではなく、医療機関の事業継承のご相談なども受けるようになってきましたので、そちらに関しても関係しそうなところは取り扱っていこうと思っています。

質問がありましたら、ご気軽にご連絡頂ければ幸いです。また、経験を元に、倒産・廃業・継承のご支援もさせて頂いています。嫁いでいった娘のことを考えてしまうので、2019年はお断りしていましたが、しっかりと向き合うために門戸を広げることにしました。公式な質問だけではなく、個別相談も承りますので、何卒よろしくお願い致します。

だって、愛娘の結婚相手を調べるのって公の場所ではできませんもんね

訪問看護事業承継の相談に関して、感護師つぼ(@cango_shi)も受け付けていますが、業者のURLも掲載しておきます。

法人のM&Aの相談⇒townlife企業M&A

訪問看護関連note

事業計画書フォーマット:資金調達に使用

融資申し込み書類

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感護師つぼ

坪田康佑4/1/1982
生まれも育ちも東京
3代続いた東京生まれの江戸っ子
国際医療福祉大学保健医療学博士課程
一般社団法人医療振興會​ 代表理事
著作
看護管理者のためのコーチング実践ガイド
臨床を動かすリーダーシップ
医歯薬出版

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