ごきげんさまです。感護師つぼです。
看護師の可能性を拓くのに、すでに新しい道を切り拓いている方々の活動を知ることが第一歩だと思っています。
五十音順で【レ】になりました。レと言ったら、どの看護師も看護学生時代に名前をきいたことがある【レイニンガー】さんこと【マドレイン・M・レイニンガー】さんを今回はとりあげます。

多文化・異文化看護の第一人者でもあるので、ダイバーシティの時代に改めて彼女の看護理論は読み直す価値があると思います。
マドレイン・M・レイニンガー
【肩書】研究者・教育者
【出 身】セントアンソニー病院看護学校(看護学学士)
ベネディクト大学(生物学学士)
クレイトン大学
アメリカカトリック大学(精神看護学修士)
ワシントン大学(文化人類学博士)
【教 育】クレイトン大学
コロラド大学
シンシナティ大学(小児科精神看護)
ワシントン大学(看護学部長)
ユタ大学(看護学部長)
ウェイン州立大学(名誉教授)
ネブラスカ大学メディカルセンター
【専 門】生物学・精神看護学・文化人類学
【栄 誉】米国:Living Legend, アメリカ看護アカデミー
豪州:名誉フェロー, 王立看護カレッジ
ユニークキャリア
看護学だけではなく、3つの学士を持っているだけでもすごいのですが、3つも名誉博士号を持っている看護研究者の王道な方です。看護学を多用な視点からみていて、生物学に文化学・社会人類学と看護が人の健康に関係するものなので、本当に多様性があることを証明してきてくださった方です。特に多様な価値観が大切とされる21世紀において、レイニンガーさんが異文化看護に関する研究をいち早く確立してきたことは、各国の看護の発展に大変貢献されています。
看護を好きということで、いろいろな分野に出られる方々がいます。研究という世界の中で、いろいろな分野からアプローチをされてきたキャリアを考える上で改めて考えていきたい大先輩です。