ごきげんさまです。感護師つぼ(@cango_shi)です。
看護師の可能性を拓く前に、看護師の可能性を閉ざしてしまいそうなものも題材にしないといけないと思っています。
今回は、2023年4月1日から施行された道路交通法改正に伴い、自転車のヘルメット着用が努力義務となったことについてお話ししましょう。現在、自転車でヘルメットというと、ロードバイクか子供たちがイメージすると思います。自転車乗車時のヘルメットは、2008年に実施された改正道交法で13歳未満の児童や幼児が乗る時にかぶらせるよう保護者らへの努力義務が定められたために、今のイメージにつながっています。
今回、対象が全ての自転車乗っている方々に広がったことで、首都圏で自転車で訪問看護を行っている訪問看護ステーションにとって、この法改正は大きな影響を与えています。
まず、ヘルメットの着用が努力義務となったことで、訪問看護師の皆様は自転車での移動中も安全を確保することが求められるようになりました。これまでヘルメットを着用していなかった方も、今後はヘルメットを購入して着用することが大切です。
しかし、ヘルメットの需要が急激に増えたことで、一部の店舗や帽子タイプのようなヘルメットなどの人気商品は売り切れが発生しているという問題があります。そのため、実質的に猶予期間が設けられているような状況でしたが、その期間も過ぎてしまい、購入が急務となっています。
ヘルメットをまだ購入されていない方は、以下のポイントに注意して選んでください。
- 認証マークの確認:ヘルメットには、国土交通省が定める安全基準を満たしていることを示す認証マークが付いています。購入する際には、必ずこのマークが付いているものを選びましょう。
- サイズの選択:ヘルメットは頭にフィットすることが大切です。試着して、ぴったりとフィットするサイズを選びましょう。
- 通気性と耐衝撃性:通気性が良く、衝撃に強いヘルメットを選ぶことで、快適で安全な自転車移動が実現できます。
ヘルメットは、自転車事故時に頭部を保護するために非常に重要な役割を果たします。訪問看護師の皆様にとっても、患者様を訪問するための移
動手段として自転車を利用しているため、ヘルメット着用は業務の一環として考えていただきたいです。安全で快適な訪問看護活動を行うためにも、ヘルメット着用を徹底しましょう。
また、訪問看護ステーションの運営者様にも、スタッフの安全確保のため、ヘルメットの調達や着用の徹底をお願いいたします。スタッフの安全が確保されることで、患者様へのサービスも安定し、より良い訪問看護が提供できるようになります。
最後に、ヘルメットを着用することで、自転車事故によるケガや命にかかわる事態を未然に防ぐことができます。訪問看護師の皆様には、自分自身の安全と患者様へのサービス品質向上のため、ヘルメット着用の徹底をお願い申し上げます。
これからも、訪問看護師として、安全で質の高い訪問看護活動を行いましょう。道路交通法改正によるヘルメット着用努力義務をきっかけに、自転車での移動が安全になることを願っています。