麻生 優恵 グッドデザイン賞受賞ナース4人目!

ごきげんさまです。感護師つぼ(Twitter)(Threads)です。

看護師の可能性を拓くのに、すでに新しい道を切り拓いている方々の活動を知ることが第一歩だと思っています。

先日、グッドデザイン賞受賞ナースの先駆者の山本典子先生と打合せをした際に、Gマーク持っている看護師の集まりが出来ればいいねぇ
と話しました。


その次の日には、グッドデザイン賞受賞に関して、雑誌のインタビューを自分自身が受けて、グッドデザイン賞に関して改めて思いなおしていたところ、麻生さんを取り上げていなかったことを思い出したので、今回取り上げます!

麻生 優恵 (あそう ゆみえ)

【教 育】大分県立看護科学大学
【専 門】小児、母性、救急
【資 格】看護師、救急救命士・保育士・福祉住環境コーディネーター
【実 績】グッドデザイン賞(2017年)、

キャリア

2017年、一つの椅子がグッドデザイン賞を受賞しました。その裏には、看護師である麻生優恵さんと、大分県看護科学大学の産官学連携推進チームの情熱と研究がありました。彼らは、高齢者施設での実体験から、「座り心地」と「安全性」を両立させた椅子、C-Fit-Chair(シーフィットチェア)[トライアングル・キュービック]をデザインしました。

シーフィットチェアとは?

シーフィットチェアは、主に高齢者施設にて使用される木製の椅子で、その特徴は利用者の「座り心地と安全性」を最優先にデザインされています。円背の姿勢にしっかりフィットする背座面カーブにより、前かがみでうつむきがちな高齢者でも視線を上げ、食事や会話を楽しむことが可能になっています。また、体圧を分散させる凹凸クッションは着脱式で、座と背の上下に余裕を持たせることで、さまざまな体型の方に対応しています。

🤝安全で使いやすく

椅子自体も、持ちやすい幅広の手すりと背面まで繋がったアームが特徴で、これにより椅子周りでの移動や椅子自体の移動がスムーズにでき、使い勝手の良さを実現しています。それでいてデザイン性も優れ、使用する喜びを感じさせるスタイリッシュな外観が特徴です。

💡誕生の背景

看護の現場から生まれたこの椅子は、麻生優恵さんの現場での経験とのコラボレーションから生まれました。実際の高齢者施設でのニーズを直接感じ、それに対応する形で誕生したこの製品は、その実用性とデザイン性から多くの評価を受け、グッドデザイン賞を受賞しました。

この椅子は、単なる座るためのツールでなく、高齢者の方々がもっと快適で安全に日常を過ごす一助となることを目指しています。その裏には麻生さんの”使う人の気持ちを第一に”という考え方があり、それが具体的なデザインとして形になった、素晴らしい製品と言えるでしょう。

引き続き、看護の現場から生まれるイノベーションが、多くの方々の生活の質を高めていくことを期待しています。

作品

C-Fit-Chair(シーフィットチェア)[トライアングル・キュービック]

https://www.g-mark.org/gallery/winners/9dde4fad-803d-11ed-af7e-0242ac130002

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