ごきげんさまです。感護師つぼ(@cango_shi)です。
喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げますが、改めて2023年も何卒よろしくお願いいたします。
さて、2022年の年末12月28日に厚生労働省から突然、訪問看護のオンラインレセプト請求に関しての資料が公開されました。
QAなどありますので、原文を読んで頂きたいですが、簡単に知っておいた方がいいところだけまとめました。
リンクはこちら⇒ https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001032135.pdf
リーフレット版はこちら⇒https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001032088.pdf
オンライン資格確認とも連動させる予定ということで、2024年は介護報酬・診療報酬の同時改定に加えて、新たな6年間の医療計画が発表される年なので、事前に準備しておくことが必要となりそうです。
12月28日と年の瀬の発表も、何とか2022年中に発表をしたかったということなのだと思います。
メリットは?
①レセプトの印刷・発送作業が不要となる
②レセプト請求の受付時間が長くなる
③資格過誤による返戻レセプトが減少する
④審査後に返送される還元帳票が電子データで一元管理できるようになる
オンライン資格確認で出来るようになることは?
患者の「過去の医療情報」を患者同意で確認できるようになります。
具体的には、どんな医薬品をどのように服用しているのか?、どのような傷病なのか?治療歴は何なのか?などが分かるようになります。
今まで、医療機関からの情報提供やご本人・ご家族さんからしか得られなかったものが一度に確認ができるようになります。
2023年1月現在のオンライン資格確認等システムだと、「医療機関の窓口」においてマイナンバーカードを使ってしか情報が得られませんが、2024年までには、在宅医療の患者でも活用できるように開発が進められています。
ただ、注意しなければいけないのが、公費でまかなうということですが、このオンライン資格確認には、カードリーダーやシステム改修費用などコストがかかるということです。
何をしなきゃいけないの?
「訪問看護の医療保険レセプト作成をパソコンで行っていない」事業所では、新たにレセプト作成・請求用の端末を購入したり、システム事業者(いわゆるベンダー)との新規契約が必要となります。
また、同じパソコンで介護保険請求と医療保険請求を行う場合には、ネットワーク回線の切り替え等が必要となる可能性があります。