ごきげんさまです。感護師つぼ(@cango_shi)です。
看護師の可能性を拓くのに、すでに新しい道を切り拓いている方々の活動を知ることが第一歩だと思っています。
慶應義塾大学看護医療学部の学生との出会いから始まった、慶應義塾大学看護医療学部卒業生紹介シリーズw
続きます。今回は、零売薬局に挑戦しているナース小瀬文彰君を取り上げます!
健診できない人々に気軽に健診できる仕組みを作ることに挑戦している看護医療学部出身のケアプロに、看護医療学部時代にインターンして、そのまま就職。そのDNAを受け継いだのか?「受診できない方たちに適切に薬を販売する」ということで、現在処方箋不要で、お薬が販売できる零売薬局に挑戦しています。
自分と小瀬君との関係性は、彼が看護医療学部学生時代からなので、彼の活躍は、単純に嬉しいです。盛岡の学会に出張に行った時に二人で飲み明かしたことを昨日のように思い出されます。
小瀬 文彰(おせ ふみあき)
【所属・肩書】GOOD AID株式会社 CXO
ヘルスケア共創パートナー株式会社 代表取締役
まちほけ株式会社
日本零売薬局協会理事長
【出 身】慶應義塾大学看護医療学部
【資 格】看護師、保健師
【経 験】ケアプロ、おうちにかえろう病院、全国新卒訪問看護師の会創設
ユニークキャリア
慶應義塾大学看護医療学部を卒業し、訪問看護師としてのキャリアをスタートした小瀬文彰さん。しかし、彼の視野は看護の枠を超え、健康に関する多面的な課題へと向けられています。今では、彼はGOODIAD株式会社とセルフケア薬局株式会社の取締役として、零売薬局市場に挑戦し、新たな医療の選択肢普及による健康的な社会創りを目指しています。
小瀬さんのキャリアは、在学中の2012年にケアプロ株式会社に参画し、B2B事業のバックオフィスとしてチームの基盤整備を行ったことから始まりました。大学卒業後に同社に入社し、在宅利用事業部へ異動。新卒で訪問看護を実践し、自らの経験とデータを元に、新卒訪問看護師の教育プログラム開発を行いました。
その後、ヘルスケア共創パートナー株式会社を設立し、ヘルスケア領域の新規事業立ち上げ支援に従事。これらの経験を活かし、現在では、処方箋なしで病院の薬が購入できる零売薬局市場の開拓を推進しています。
また、彼は一般社団法人日本零売薬局協会の理事長も務めています。消費者の安心・安全に資するための法令遵守と、適切な零売事業運営のガイドラインの整備を推進し、零売事業の役割と必要性を一般市民や消費者に啓発することで、薬局業界の発展と、健康で豊かな社会づくりに貢献しています。
小瀬さんの見るビジョンは、医療と健康に対する新たなアプローチを提供するものです。看護師としての経験と知識をベースに、幅広い視野と革新的な思考で、新しいない医療の未来を創造しています。
セルフケア薬局株式会社での彼の役割は、特に注目に値します。処方箋なしで病院の薬が買える零売薬局という新たな市場の開拓は、医療アクセスの向上と、一般消費者の自己管理能力の強化に大きく貢献する可能性があります。これは、特に地方地域や医療施設へのアクセスが限定的な人々にとって、大きなメリットとなるでしょう。
また、一般社団法人日本零売薬局協会の理事長として、小瀬さんは零売薬局業界の安全性と透明性を高めるために、法令遵守と適切な運営ガイドラインの整備に努めています。さらに、彼の活動は、一般市民や消費者が零売薬局業界の役割と必要性を理解するための啓発にも繋がっています。
これら全ての取り組みを通じて、小瀬さんは健康で豊かな社会創りに対する献身的な姿勢を示しています。その目指す未来は、医療と健康に対する我々の視点を変え、新たな選択肢を提供するものです。これまでの経験と知識を活かし、看護師からヘルスケア起業家へと進化を遂げた彼の挑戦に、私たちは大いに期待しています。