ごきげんさまです。感護師つぼ(@cango_shi)です。
看護師の可能性を拓くのに、すでに新しい道を切り拓いている方々の活動を知ることが第一歩だと思っています。
この度の衆議院選挙に挑戦された15名の看護師のうち、当選された石井先生を今回は取り上げます。
石井先生は、2021年のリベンジをはたし、当選されました。
石井智恵(いしい ともえ)
【所属・肩書】国民民主党 衆議院議員
働く女性のサポート・オフィスアイ代表
DV問題を考える会代表
子どもたちの未来を考える父母の会代表
【出 身】岡山県立短期大学、国立大阪病院付属視能訓練学院
【資 格】看護師、視能訓練士、アロマコーディネーター、心理カウンセラー
【臨 床】松山赤十字病院、日本鋼管病院、松山市民病院愛媛大学病院、愛媛大学病院医療福祉支援センター、
【経 験】東温市立南吉井小学校特別支援学級生活支援員、知的障がい者更生施設(重信更生園)介護施設(小規模多機能軽井沢)、訪問入浴サービス(株式会社アースサポート)、愛媛県議会議員
看護師から国政へ:石井智恵さんの挑戦
看護師としてのキャリアを持つ石井智恵さんが、今回の衆議院選挙で当選を果たしました。彼女の歩んできた道のりは、多くの人々に勇気と希望を与えるものです。この記事では、石井さんが政治家を目指すことになった背景と、彼女のビジョンについて紹介します。
国政を目指す理由
石井さんが政治の道を志したのは、19年前のことです。夫のDVから逃れ、裁判で勝訴し、シングルマザーとして新たな生活を始めた経験が、彼女の人生を大きく変えました。この過程で、夫婦問題や子育て、貧困といった社会問題に直面し、同じ悩みを抱える多くの母親たちと出会いました。また、看護師として医療・福祉の現場で働く中で、病気や障がいを抱える人々、高齢者、依存症やひきこもりの問題に直面し、社会の中で生きづらさを感じる人々の声を聞いてきました。
石井さんは、ある女性議員から「女性支援や福祉政策が進まないのは、女性の政治家が少ないから」と言われたことをきっかけに、政治の場に女性の声が届いていない現実を痛感しました。そこで、政治を動かす側に立ちたいと決意し、政治家を目指すことになりました。
県議会議員への道
石井さんは、住民目線の「市民参加型政治」を追求し、カンパとボランティアによる選挙で初めて挑戦しました。2度の落選を経験しましたが、諦めずに活動を続け、3回目の挑戦で愛媛県議会議員に初当選しました。無所属で、組織も資金もない中、ネットを駆使して当選したことで全国から注目を集めました。
国政への挑戦
新型コロナウイルス感染症のパンデミックを通じて、石井さんは日本の医療体制や経済対策の遅れを痛感しました。愛媛県内での対応を見て、国の基準に縛られた対策の限界を感じ、日本の政治を根本的に変える必要性を強く意識しました。国民民主党の政策に共感し、次期衆議院選挙に立候補することを決意しました。
目指す「国のあるべき姿」
石井さんは、超少子高齢化社会に向けた共生社会の実現を目指しています。すべての人が互いの人権を尊重し合い、支え合って生きていける社会を作ることが、国のあるべき姿だと考えています。また、日本は世界の平和と調和をもたらす橋渡し役として、積極的平和主義の立場から国際協調を進めるべきだと主張しています。
持続可能な社会の実現
石井さんは、日本特有の自然や文化を次世代に継承し、持続可能な社会を築くことを使命としています。デジタル化の加速とともに、先進技術を柔軟に取り入れ、多様性を重視した社会づくりを国民とともに進めていくことを目指しています。 石井智恵さんの挑戦は、看護師としての経験を活かし、より良い社会を目指す多くの人々にとっての希望の光です。彼女の今後の活躍に期待が寄せられています。