ごきげんさまです。感護師つぼ(@cango_shi)です。
看護師の可能性を拓くのに、すでに新しい道を切り拓いている方々の活動を知ることが第一歩だと思っています。
2023年6月に福井トシ子さんが看護協会会長の任期を終えるに伴って、次期会長確定した高橋弘枝さん。
コロナ渦で大阪府看護協会会長時代に、直接企業から寄付をもらって大阪府で活動をする等、いろいろすごい人なのですが、私の周りでは、「え?どんな人?」とか言われることが多かったので、取り上げることにします。
写真は、大手前大学より拝借 https://www.otemae.ac.jp/professor/detail/17552
高橋 弘枝 (たかはし ひろえ)
【所属・肩書】大手前大学 国際看護学部 准教授
【出 身】大阪大医療技術短大看護科卒、大阪大医学部附属助産婦学校
【臨 床】大阪厚生年金病院(現・地域医療機能推進機構大阪病院)
【経 験】大阪府看護協会、大阪大学助産師同窓会会長
【教 育】大阪厚生年金病院病院看護専門学校、大手前大学
【資 格】看護師
【実 績】厚生労働大臣表彰、大阪サクヤヒメ表彰、未来のいしずえ賞、ヘルシーソサエティ賞
なにわのHEROINE(オリックス始球式)
ユニークキャリア
高橋弘枝さんのキャリアは1981年、大阪厚生年金病院での就職から始まりました。その後、1988年に大阪厚生年金看護専門学校の専任教員になり、1997年には同校の教務部長に就任しました。
1999年には、大阪厚生年金病院の看護婦長に昇格し、さらに2001年に同病院の副看護部長(保健事業部長付兼務)を務めました。その後、2010年に大阪厚生年金病院看護部長、2014年にJCHO大阪病院看護部長に就任しました。
さらに、2015年4月から2016年3月まで独立行政法人地域医療機能推進機構本部企画経営部医療副部長(看護担当)を務め、2016年6月より現職の公益社団法人大阪府看護協会会長に就任されました。
高橋弘枝さんは認定看護管理者であり、豊富な経験を持つ看護師として次期日本看護協会会長に相応しい方です。特に、大阪府看護協会時代のコロナ渦中でのリーダーシップは、大阪府を救い、彼女のリーダーシップは、日本中の見本となりました。今後、日本看護協会会長になられると、彼女のリーダーシップと多彩な経歴から、日本の看護界に新たな風を吹かせてくれると期待しています。ワクワク!
日本看護協会とは
日本看護協会(にほんかんごきょうかい、Japan Nursing Association, JNA)は、日本の看護師および保健師に対して支援、指導、教育、研究、および継続教育を提供する専門団体で職能団体です。日本看護協会は、日本の看護師の職能と権利を擁護し、看護業界の発展を促進することを目指しています。また、国際的な看護連盟(International Council of Nurses, ICN)の会員であり、世界的な看護分野での連携や交流を積極的に行っています。
日本看護協会は、看護の専門性や技術の向上を目指し、看護研究や看護技術の普及活動を行っています。また、地域社会や国際社会との連携を強化するために、多くのイベントやカンファレンスを開催しています。これらの活動を通じて、日本看護協会は看護業界の発展と社会への貢献を目指しています。
職能団体と労働組合の違い
職能団体と労働組合は、それぞれ異なる目的と機能を持つ組織です。以下に、それぞれの違いを説明します。
- 職能団体: 職能団体は、特定の職業や専門分野に関連する人々が集まり、その分野の発展や専門知識の向上、業界の基準や倫理の維持、会員の専門的スキルの向上などを目的とした組織です。職能団体は、業界の研究や教育、認定制度の開発、専門情報の提供、ネットワーキングイベントの開催など、専門家の能力や知識の向上に焦点を当てて活動しています。
- 労働組合: 労働組合は、労働者が集まり、雇用者との間で労働条件や賃金、労働時間、安全な職場環境などに関する交渉や対話を行う組織です。労働組合の主な目的は、労働者の権利と利益を保護し、労働条件の改善や待遇の向上を目指すことです。労働組合は、ストライキや抗議行動を通じて労働者の声を代表し、労働法や規制の制定や改正に影響を与えることがあります。
要約すると、職能団体は専門知識や技能の向上を目指す組織であり、労働組合は労働者の権利と利益の保護を目指す組織です。両者は異なる目的を持ち、それぞれの分野で重要な役割を果たしています。