ごきげんさまです。感護師つぼ（Twitter）(Threads）です。
看護師の可能性を拓くのに、すでに新しい道を切り拓いている方々の活動を知ることが第一歩だと思っています。
去る3月9日、ITE MITE MATSUDO9階のアートスポットまつどで開催された松戸市制施行80周年記念「第3回やさシティ、まつど。ビジネスプランコンテスト」で、一際注目を集めW受賞したプロジェクトがありました。その中心人物は、浦田克美さんです。浦田さんは、このイベントで優秀賞、松戸市制施行80周年記念賞をW受賞し、その革新的なアプローチと献身的な取り組みで多くの人々を魅了しました。
約15年前に私は浦田さんから大人おむつの多様性に関して教えて頂いておりました。そのお陰で訪問看護師時代にかなり患者さんやご家族さんとお話が盛り上がりました。私はそれ以上に浦田さんの大人おむつを伝えるためにおむつのファッションショーを企画運営するなどの行動力にいろいろと刺激を頂いて、自分のキャリアに活かさせて頂きました。なかなか直接お会いする機会がありませんが、一方的に大尊敬している先輩です。
受賞プロジェクト ドラックストアで健康を守るふっとおむつ相談
浦田 克美（うらた かつみ）
【所 属】東葛クリニック病院看護部主任
一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会 評議員
日本褥瘡学会・在宅ケア推進協会評議員
松戸褥瘡ケアフォーラム
【出 身】東京警察病院看護専門学校、日本赤十字看護大学 看護実践・教育・研究フロンティアセンター認定看護師教育課程 皮膚・排泄ケアコース
【専 門】皮膚・排泄ケア
【資 格】看護師、皮膚・排泄ケア特定認定看護師、おむつフィッター 3級
【実 績】「第3回やさシティ、まつど。ビジネスプランコンテスト」優秀賞、松戸市制施行80周年記念賞
【書 籍】褥瘡ケアのプロになる: 看護の技とおむつケア
キャリア：浦田克美：看護師からビジネスプランの受賞者へ
看護師としての経歴からビジネスプランへの転換
浦田克美さんは、千葉県松戸市の病院で皮膚・排泄ケア特定認定看護師として働く中で、高齢者やその家族が直面する日常の問題に解決策を提供したいと考えました。彼女は「第3回やさシティ、まつど。ビジネスプランコンテスト」で、その革新的なアイデアが評価され、優秀賞と松戸市制施行80周年記念賞を受賞しました。
看護師としての背景と動機
浦田さんが看護師を目指したきっかけは、高校生の時に「一生続けられる仕事」として看護師を選んだことから始まります。看護学校を卒業後、外科病棟での勤務を経て、結婚と出産を機に松戸の病院へ移籍。その後、病院が閉院することになり、現在の病院に転職しました。これらの経験から彼女は、特に皮膚・排泄ケアにおける専門性を深めることを決意しました。
ビジネスプランへの挑戦
浦田さんのビジネスプランは「ドラッグストアで健康維持！～メディカルナースのふっとおむつ相談～」と題し、ドラッグストアで気軽におむつの相談ができる場を提供することで、介護される人々の悩みを解決することを目的としています。このプランは、彼女が看護師としての経験から得た洞察に基づいています。具体的には、おむつの選定から排泄ケアの方法、さらにはフットケアや腹部のエコー検査まで、様々な健康相談を提供する予定です。
教育と挑戦の続き
看護師としてのキャリアを重ねる中で、認定看護師資格を取得し、専門性をさらに深めることを目指しました。この過程で、彼女は多くの困難を乗り越え、専門知識を活用して、より良い患者ケアを提供することを心がけています。
今後の展望
浦田さんは、これからも看護師としての専門性を活かし、ビジネスプランを通じて社会に貢献していくことを目指しています。彼女の挑戦は、多くの看護師にとってインスピレーションを提供し、新しい可能性を開く一例となっています。
この受賞は、看護師としての彼女の深い知識と情熱が、地域社会の高齢者とその家族の生活を豊かにするための新たな道を切り開いたことを示しています。