ごきげんさまです!感護師つぼ(@cango_shi)です。
看護師の可能性を拓くのに、すでに新しい道を切り拓いている方々の活動を知ることが第一歩だと思っています。2歩目
今回、切り拓いているというより、現在挑戦している方々のお話を書きたいと思います。
来たる2025年、東京都議会議員選挙が開催されるのをご存知でしたか?政治と聞くと、なんだか遠い世界の話だと感じる方もいるかもしれません。でも、私たちの日常生活に密接に関わっているのが政治ですよね。特に、医療や福祉の現場で働く私たち看護師にとって、政策の動向は無視できないものです。

「看護師の声を政治に届けたい!」「現場をより良くしたい!」そんな熱い思いを持って、今回の都議選に立候補している看護職の方々がいるんです。現役のナースが政治に挑戦するって、なんだかワクワクしませんか?私たちが日頃感じている課題や「こうなったらいいな」という願いを、彼女たちが代弁してくれるかもしれないんです。
この記事では、東京都議会議員選挙2025に立候補されている、私たちの仲間である看護師さん、ナースさん、そして看護職の方々をご紹介します。彼女たちがどのような志を持って出馬されているのか、一緒に見ていきましょう。
ご紹介は、ちょっと関係性などが全く分からないので、五十音順にします!
看護師・ナースのキャリアが政治と交差する時:東京都議会選挙2025、注目の看護職候補者たち
小林 裕香(こばやし ゆか)さん【江東区・無所属・新】
出身:東京医療保健大院

江東区から無所属で立候補されている小林裕香さんは、まさに「現場の声」を政治に届けようとしている新しい風です。看護師・助産師として現場で培った経験が、これからの江東区の、そして東京都の医療や福祉にどう活かされるのか、注目していきたいですね。
せいの 恵子(せいの けいこ)さん【北区・共産党・新】
出身:都立看護学校

北区から共産党の新人として出馬されているせいの恵子さんもまた、私たちの看護職の代表として、都議会の世界に飛び込もうとしています。今まで北区の区議会議員をされていた彼女がどんな政策を掲げて、北区、ひいては東京の医療・福祉の向上に貢献しようとしているのか、期待が高まります。
田口 由理(たぐち ゆり)さん【練馬区・れいわ新選組・新】

練馬区から「れいわ新選組」の新人として立候補されている田口由理さん。これまでの看護師としてのキャリアで、きっと多くの患者さんやご家族の「声なき声」に耳を傾けてこられたことでしょう。その経験が、練馬区、そして東京都の政策にどのように反映されていくのか、非常に楽しみな存在です。
訪問看護師の経験があられるのも期待です。
https://taguchiyuri.hp.peraichi.com
竹平 ちはる(たけひら ちはる)さん【江戸川区・公明党・現職】
都立新宿看護専門学校出身

江戸川区選出の現職として公明党から立候補されている竹平ちはるさんは、すでに都議会で看護職の声を届けてくださっているベテランです。これまでの実績を背景に、さらなる看護を取り巻く環境の改善に向けて、どのような取り組みをされるのか、私たち看護職にとっては非常に心強い存在ですね。
東 ゆき(ひがし ゆき)さん【品川区・立憲民主党・新】
福岡大学医学部出身 昭和大学病院出身

品川区から立憲民主党の新人として出馬されている東ゆきさん。看護の現場で直面してきたであろう様々な課題を、政治の場でどのように解決しようと考えているのか、その視点に注目です。区議会議員としての経験を活かして、品川区、そして東京都の未来にどんな変化をもたらしてくれるでしょうか。
https://higashiyukishinaga.wixsite.com/higashi-official
藤田 綾子(ふじた あやこ)さん【大田区・共産党・現職】
都医療技術短大出身
大田区選出の現職として共産党から立候補されている藤田綾子さんも、都議会で長年、看護職の代表として活躍されてきた方です。現場の声を熟知しているからこそできる、きめ細やかな政策提案に期待が寄せられています。大田区、そして東京都全体の医療・福祉の充実に、これからも力を尽くしてくださることでしょう。
なぜ、私たち看護職が政治に関心を持つべきなのか?
「とはいえ、忙しいし、政治は難しいし…」そう感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、私たちの働く環境や、患者さんの受けられる医療サービスは、国の制度や東京都の政策によって大きく左右されます。例えば、看護師の配置基準ひとつとっても、それは政治が決めることですし、私たちの給料や働きがいにも直結してくる問題です。
さらに言えば、都の予算の組み方一つにしても、私たちの現場感覚からすると首を傾げてしまうこともあるのではないでしょうか。たとえば、カスタマーハラスメント対策の予算、これってもっと医療現場全体に広く行き渡るように使われるべきだと思うんです。訪問薬剤師さんに8000万円も予算が組まれている一方(下記、医薬分業の推進参照)で、在宅医療を支える医師と私たち看護師を合わせても5000万円(下記、在宅医療現場におけるハラスメント対策事業参照)というのは、正直、バランスが偏っていると感じてしまいます。

こういう「ひいき」は、医療の現場に不公平感を生んでしまいますよね。私たち看護職としては、「なんでうちだけ?」って思ってしまう気持ちもわかります。それぞれの職種が専門性を活かし、連携してこそ「チーム医療」は成り立ちます。特定の職種だけが優遇されるような予算の組み方は、チームワークに「嫉妬」を生んでしまい、結果として機能不全を起こしてしまうことになりかねません。政治の場で、このような偏りが解消され、もっと公平な支援が受けられるようになることを、心から願っています。
つまり、私たちのキャリアを豊かにしていくためにも、そして何より、より良い看護を提供していくためにも、政治の動向に無関心ではいられない時代になっている、ということなんです。私たち看護職が、もっと自分たちの声を発信し、それが政治に反映されることで、私たちの日常はもっと良い方向へ変わっていく可能性を秘めている、と私は考えています。
私たちの看護職としての「声」を届けるために
というわけで、今回の東京都議会議員選挙は、私たち看護師、ナース、看護職にとって、非常に大きな意味を持つものだと感じています。今回ご紹介した方々は、まさに私たちの「声」を政治の場に届けようとしてくれています。
彼らがどんな想いで、どんな未来を描いているのか、ぜひ関心を持って選挙について考えてみませんか?私たちの未来は、私たち自身の手で、そして私たちが選ぶ人々の手で創られていくものです。