「訪問看護のカスタマーハラスメント対策」カイポケにて執筆


ごきげんさまです。感護師つぼ(@cango_shi)です。

看護師の可能性を拓くのに、実施している活動を今回報告させてください。

この度、カイポケ訪問看護マガジンにおいて、「訪問看護のカスタマーハラスメント」というテーマで記事を執筆する機会をいただきました。訪問看護の分野におけるカスタマーハラスメント対策の重要性と、その具体的な取り組みについて、私の視点から深掘りしてご紹介しています。

記事の背景

筆者が発起人を務める日本男性看護師会は、この問題を厚生労働部会看護問題小委員会で毎年訴えてきました。特に在宅環境では、医療機関と異なり、医療従事者が一人で対応することが多いため、カスタマーハラスメント(カスハラ)のリスクが高まります。

令和4年の在宅診療医の猟銃事件以降、私たちはデータなどを用いてさらに強く訴えてきました。

このような状況を背景に、令和5年の厚生労働部会看護問題小委員会の後、在宅医療分野に関して日本男性看護師会と厚生労働省の看護課、看護系国会議員との間で具体的な対策を議論する機会が持たれました。

そのような活動をしてきたので、カスタマーハラスメントに悩まされている訪問看護職を少しでも減らしたく、この記事を執筆させて頂きました。

記事の主な内容

  1. カスタマーハラスメントとは?ペイシェントハラスメントとは?
    ハラスメントの多様化から、カスタマーハラスメント対策に関しての昨今の流れに関して開設しました。
  2. なぜ、訪問看護でカスハラ対策が必要なのか?
    訪問看護におけるカスタマーハラスメント対策の必要性を、日本国内の状況と事例を交えながら解説しました。
  3. 訪問看護管理者が求められること
    日本国内での対策事例も含め、その実現に向けたステップについて述べています。

まとめ

医療現場の価値観が変わりつつあります。以前は1人の患者のために多くの看護師が苦労する状況がありましたが、現在は看護師一人ひとりの安全と尊厳を保ちつつ、質の高い地域医療を提供する方向にシフトしています。

自作ですが、筆者の大切にしている言葉があります。

「看護師の笑顔が、患者の笑顔を創る。患者の笑顔が、家族の笑顔を創る。家族の笑顔が地域の笑顔を創る。地域の笑顔が、世界の笑顔に繋がる。」

そもそも、看護師が笑顔でないと、この好循環がうまれていきません。

我慢する時代は終わりました。

甲子園でも、エンジョイベースボールと掲げる学校が優勝するようになり、気合と根性で我慢してきていた時代から、楽しみながら成果を出す時代に変化してきました。

看護界も少しずつ変わってきています。

この言葉の最初の看護師の笑顔を創れるように、現在、筆者は臨床を離れ、看護師の職場環境を支援する活動に従事しています。ツラいことがありましたら是非ともお声がけ頂きたいですし、一緒に看護師の環境をよくしていきましょう。

そして、感護師つぼは、カスタマーハラスメント対策が重要であると考えています。どこへでも講演に伺いますので、講演依頼に関してはお気軽にご連絡ください。

今後の登壇予定としては以下の通りです。

  • 8月21日:岡山県看護連盟 管理者研修
  • 8月23/24日:日本看護管理学会
  • 8月25日:日本在宅ケア学会

【お問い合わせ先】
看護DX推進プロジェクト
メール:colors.mietech601@gmail.com

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